NGC 5005(銀河・りょうけん座)

NGC 5005
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=11.5分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/04, 23h 39m,  -1℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 5005 光度 10.6 mag, 大きさ 5.8′ x 2.8′, 分類 SAB(rs)bc; Sy2 LINER, z 0.003156, RA 13h 10m 56.231s  DEC +37d 03m 33.14s (J2000.0), 視野角:19′ x 13’ ↑N

明るい核と複数のダストの帯を持つ渦状銀河です。LINER核を持つセイファートタイプ2の銀河で、このタイプの銀河の例外に漏れず核の中には超大型ブラックホールの存在が予想され、実際にX線の観測によりその存在が裏付けられました。(Y. Terashima; N. Iyomoto; L. C. Ho; A. F. Ptak (2002). “X-Ray Properties of LINERs and Low-Luminosity Seyfert Galaxies Observed with ASCA.)

NGC 5005は、近傍にあるNGC5033と物理的にペアを組んでいるが外観に影響を及ぼすほどの近い距離ではないとされています。しかし、ドイツのCapella天文台さんの2019年の画像と解説によると2つの銀河の間にはかすかな恒星ストリームが存在するようです。その見事なカラー画像はZWO ASI094MC ProというSonyのチップを使用した14bitのカラーカメラで撮像されていました。目的を選べば今はカラーでもDSRでも観測研究用にも使える性能になっているということなんでしょう。

りょうけん座周辺の銀河  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/09, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

12等以上の銀河をマークしています。

 

<以下過去の投稿>

NGC5005

NGC5005_1405NGC5005 (りょうけん座) 9.8mag(V) 4.4′ x 1.7′  Sb
LX200-20 f6.3レデュサー 1280mm, Pentax K5IIs ISO6400 3m x 4コマ(2014/05/03撮影 ), 短い焦点距離で撮ると無構造のように見えてしまうが、拡大してみると渦状構造が見えてくる。眼視等級は意外に明るく小さいが良く写る。

NGC5005-2
星雲部分のみ拡大

 

 

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