NGC 4699(銀河・おとめ座)

NGC 4699
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 18=9分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/05/03, 21h39m,  +6℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 4699
光度 10.4 mag, 大きさ 3.8′ x 2.6′, 分類 SAB(rs)b; HII Sy,  z 0.004650, RA 12h 49m 02.232s  DEC -08d 39m 53.49s (J2000.0), 視野角:約19′ x 13’ ↑N

NGC 4699は、おとめ座II銀河団の銀河でNGC 4697グループに所属する。(Makarov, Dmitry; Karachentsev, Igor (21 April 2011). “Galaxy groups and clouds in the local (z∼ 0.01) Universe”) または、周囲の銀河を含む NGC 4699グループを単独で形成する(http://www.atlasoftheuniverse.com/galgrps/virii.html)とされています。いずれにしてもおとめ座II銀河団に所属し約5500万光年〜6500万光年の距離にあるやや変わった形の渦状銀河です。

この銀河は、大きく明るいバルジとその回りを取り巻く疑似バルジ、きつく捲かれた腕を内包するディスクを特徴としています。ディスクには多くのHII領域があり星形成も盛んに行われており、SN 1948A, SN 1983Kの2つの超新星が観測されています。

おとめ座、からす座境界付近の銀河群  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/09, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

12等以上の銀河をマークしています。おとめ座南部からす座との境界付近、おとめ座銀河団の南境界とされるM61グループなどよりさらに南の領域で、NGC 4697グループを含むおとめ座銀河団の拡張領域おとめ座II銀河団とされる領域です。これらの銀河は一つの大きなまとまりを作っているように見えます。

 

 

 

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