NGC 4697(銀河・おとめ座)

NGC 4697
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 18=9分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/05/03, 21h39m,  +6℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 4697
光度 10.1 mag, 大きさ 7.2′ x 4.7′, 分類 E6 LLAGN,  z 0.004140, RA 12h 48m 35.878s  DEC -05d 48m 02.67s (J2000.0), 視野角:約19′ x 13’ ↑N

NGC 4697は、NGC 4731他の銀河をメンバーとするNGC 4697グループを形成し、おとめ座II銀河団に所属する楕円銀河とされています。(http://www.atlasoftheuniverse.com/galgrps/virii.html)しかし、この銀河までの距離データは2800万光年〜7600万光年とかなりの幅があるのでグループを代表する銀河なのに実際にグループに所属するとは確実には言えないようです。

ハッブル宇宙望遠鏡の画像を見ると、銀河中心には整ったダストの帯が見えてM104を小さくして少し傾けたような形状をしているようです。比較的近い場所に似たようなかつ少々特殊な形状の銀河が存在しているのは偶然なのでしょうか?

2002年にチャンドラX線望遠鏡で観測され、発表された下の画像はこの銀河の非常に興味深い姿を見せてくれています。NGC 4697のような楕円銀河は一般的に星形成物質を使い果たした年老いて静的な星の集団です。ところが画像中の多数の輝点はチャンドラが観測したNGC 4697の中に存在するX線源でこれらは、高温なガスの存在を示しています。このX線源は連星系の中にある中性子星とブラックホールに回りの星から物質が落ち込むことを動力源としています。中性子星もブラックホールも大質量星の進化の最終段階で形成されるものですから、この銀河にもかつては多くの明るい大質量星が存在していたことがわかります。これらのX線源は球状星団中に多数発見されており、密度の高い星団の中では中性子星やブラックホールが他の星を捕獲しやすい環境にあることを示唆しています。(https://apod.nasa.gov/apod/ap020617.html)

NGC 4697: X-Rays from an Elliptical Galaxy
Credit : C. Sarazin (UVa), et al., CXC, NASA

おとめ座、からす座境界付近の銀河群  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/09, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

12等以上の銀河をマークしています。おとめ座南部からす座との境界付近、おとめ座銀河団の南境界とされるM61グループなどよりさらに南の領域で、NGC 4697グループを含むおとめ座銀河団の拡張領域おとめ座II銀河団とされる領域です。これらの銀河は一つの大きなまとまりを作っているように見えます。

 

 

 

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