NGC 4361(惑星状星雲)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/02/02, 02h 58m, -7℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
NGC 4361, 光度 10.0 mag, 大きさ 1.8′, 分類 PI, RA 12h 24m 30.1s DEC -18d 48m 00s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N
銀河ばかりの春の空には珍しい惑星状星雲です。視直径は1.8分ほどしかありませんが明るすぎず暗すぎず程よい輝度のため小口径の望遠鏡での画像でもその特異な構造を知ることができます。
NGC 4361が他の惑星状星雲とは異なる特徴は4方向に耳たぶのような噴流構造が見えることです。(南北の2つはより発達して見えています。)この噴流は、おそらく中心星が二重星であり双極ジェット流を生成しているためと推測されていますが、詳しくは解明されていません。
からす座、NGC 4361付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/02/02, -7℃, 東御市・観測所 ↑N
嘘ばかり言うので、怒ったゼウスに銀の釘で天上に磔(はりつけ)にされたカラス。NGC 4361は、その4つの銀の釘が作る台形の中にあります。カラスは言葉を奪われ、金色の羽も真っ黒にされてしまったそうです。金色の頭髪で平気で嘘をつくあの人は、もしゼウスがいれば即日、銀の釘で磔ですね。