M 65 (NGC 3623) 右, M66(NGC 3627) 左
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/01/10, 02h49m, -10℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
M 65 (NGC 3623), 光度 10.3mag, 大きさ 9.8′ x 2.9′, 分類 SAB(rs)a LINER, z 0.002692
RA 11h 18m 55.916s DEC +13d 05m 32.51s (J2000.0)
視野角:約19′ x 13’ ↑N
M65は、SABの渦状銀河に分類されますが、銀河の腕はほとんど閉じていて、その色からも想像できるように不活発で年老いた星で構成されている銀河です。しかし、一方で銀河の円盤はその端で変形して乱れています、さらに核はLINERタイプの活性銀河核を持っています。これは、しし座の銀河トリオを形成するこの銀河が他の2つの銀河M66, NGC3628と重力的相互作用を起こしている結果ではないか?と、すぐに思いつくところです。
しかし、残念ながら重力的相互作用の明確な証拠は見つからず、相互作用はあるが弱いだろうとされています、(Zhiyu Duan(2006))。相互作用に関しては様々な見解があります(相互作用はないM. Bureau、など)が、この銀河に関してはあまり詳しい研究はされておらず(おそらく顕著な成果が出そうもないからでしょう)明るく大きく有名なしし座銀河トリオの中では日陰の存在です。
M 65, M 66, NGC 3628 周辺
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8 = 12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/01/10, 02h49m, -10℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
しし座、M 65, M 66付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(100mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/01/10, -10℃, 東御市・観測所 ↑N
しし座の銀河トリオの周囲には、同じグループかもしれないNGC3593があるのみで、320mmの視野の中には3593以外に明るい銀河は存在しません。