NGC 3923, NGC 3904(銀河・うみへび座)

NGC 3923(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, 23h50m,  -3℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

NGC 3923, 光度 10.8mag, 大きさ 5.9′ x 3.9′, 分類 E4-5, z 0.005801, RA 11h 51m 01.694s   DEC -28d 48m 21.66s (J2000.0)
視野角:約12′ x 8’ ↑N

楕円銀河NGC 3923は、ハローの星が何層かの層状に配置され玉ねぎの輪切りのような構造をしています。このような構造は楕円銀河の10%でみつかり、それは小銀河を併合したことによるものとされています。2つの銀河が近づくと共通の重心を中心に振動し、その振動が池の波紋が広がるように広がり星の層構造を形成すると考えられています。

残念ながら上の写真ではその様子ははっきりしません。ハッブル宇宙望遠鏡による写真と解説を参照ください。輪切り状の構造はハロの外周部で顕著なようで、地上からの小口径望遠鏡による撮像でも長時間露出するとはっきりするようです。しかし日本からは南に低いのでかなり困難かもしれません。

NGC 3904, 光度 11.8mag, 大きさ 2.7′ x 1.9′, 分類 E2-3?, z 0.005257, RA 11h 49m 13.22s   DEC -29d 16m 36.3s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N

NGC3923の近くにある銀河で、NGC3923銀河グループに所属し重力的にも3923と相互作用していると思われる銀河です。

PGC 37271, 光度 13.2mag, 大きさ 4.4′ x 0.6′, 分類 Sd: sp HII, z 0.005694, RA 11h 53m 24.06s   DEC -28d 33m 11.4s (J2000.0)
視野角:約8′ x 5’ ↑N

こちらもNGC3923の近傍にあり赤方偏移の値からも同じグループに所属し、エッジオンの銀河のためはっきりはしませんが、重力相互作用で乱れた構造を持っているようです。

うみへび座、NGC 3621付近  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

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