NGC 3308, NGC 3309, NGC 3311, NGC 3312, NGC 3314, NGC 3316(Abell 1060・銀河団・うみへび座)


Hydra Cluster(Abell 1060・銀河団)うみへび座銀河団中心部
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, 23h02m,  -3℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

うみへび座銀河団は、157個の明るい銀河を含む銀河団で地球からの距離1億5800万光年の距離にあるうみへび座・ケンタウルス座超銀河団の一部です。NGC 3309, NGC 3311, NGC 3312はこの銀河団の中核となる銀河です。

NGC 3308, 光度 12.9mag, 大きさ 1.7′ x 1.3′, 分類 SAB(s)0-, z 0.011855
視野角:約8′ x 5’ ↑N

NGC 3309, 光度 12.6g mag, 大きさ 1.9′ x 1.6′, 分類 E3, z 0.013593
NGC 3311, 光度 12.7g mag, 大きさ 3.5′ x 2.9′, 分類 E+2, z 0.012759
NGC 3312, 光度 12.7g mag, 大きさ 3.3′ x 1.3′, 分類 SA(s)b pec? LINER, z 0.009627
視野角:約12′ x 8’ ↑N

NGC 3309とNGC 3311の2つの楕円銀河は近接した(距離72000光年)重力相互作用を及ぼし合うペアの銀河です。3309は強い電波ジェットを持ちこの銀河団からくる電波放射の大部分はこの銀河から来ています。

NGC 3311は推定数17,000個の球状星団がその中に存在しており、天の川銀河近傍の銀河の中では最も多いと考えられています。一方NGC 3309の球状星団の数は異常に少なく(推定約500個)これはNGC 3311によって多くの球状星団が捕獲されたためだろうとされています。

渦状銀河NGC 3312は、一見してわかるようにダストの帯が大きくゆがんで見え、さらに北側の腕が引き伸ばされたように見えます。これは近くにあるNGC 3311と3309によって引き起こされた歪みではないかとすぐに思いつきますが、2つの銀河は北側の異常を説明できるほどには近くないことがわかり、銀河内部にその原因は求められています。一見貧血銀河のような形態をしていますが、表面輝度プロファイル等は比較的星形成が活発である可能性を示しています。

NGC 3314b, 光度 13.8g mag, 大きさ 3.6′ x 3.0′, 分類 SA(s)c, z 0.015481
視野角:約8′ x 5’ ↑N

この銀河はNGC 3314aとNGC 3314bという2つの渦状銀河が重なって見えている姿です。二つの銀河は同じうみへび座銀河団に所属していますが距離は遠く物理的には無関係です。この銀河のハッブルによる素晴らしい画像と解説はAPODのこの記事を参照してください。

NGC 3316, 光度 13.6 mag, 大きさ 1.3′ x 1.1′, 分類 SB(rs)0^0^, z 0.013142
視野角:約8′ x 5’ ↑N

HCC 15というおそらくガスを剥ぎ取られつつある伴銀河を持っています。(3316左下の滲んだ恒星状天体)

うみへび座、うみへび座銀河団付近  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

うみへび座は南北には幅が狭い(ヘビですからね・・・)星座なので、うみへび座銀河団の目印はコップ座のβとポンプ座αでその中間あたりにあります。

 
 

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