NGC 246(惑星状星雲・くじら座)


NGC  246 (惑星状星雲), 光度:8.0mag, 直径: 3.8′, 分類:PI
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/12/08, -2℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC  246 (惑星状星雲) 視野角:約12′ x 08’ ↑N

くじら座の青くて大きな惑星状星雲です。星雲の中心に見える中心星は二重星で、上の写真では分離していないので楕円形に見えます。この二重星の暗い方の星は白色矮星まで進化していてその輻射によって周囲のガスを外に押し出しています。(この星は1930年では9等級でしたが徐々に減光して現在は12等級です。)

星雲の主体は中心星がかつて赤色巨星であったころに放出したガスが、周囲の星間雲と相互作用している姿で、恒星が高速に移動しているためにその運動方向にあたる部分(上写真西側の輝度の高い部分)では、急速に膨張しているガスが星間雲と衝突し圧縮され衝撃波を発生し高温となり、不安定となった部分がほつれた糸のような姿になっているのだと考えられています。

高速に移動している中心星の上記のような影響から星雲全体の形は楕円形となり濃淡ができるのだろうとされています。

惑星状星雲と言ってもその星雲ごとに複雑な事情があるんですね、単純にかつて放出したガスを中心星の白色矮星が照らしているわけではないようです。この星雲のOIIIの輝線ばかりが強く青く見える理由と中心星が二重星であるとしたら降着円盤が形成されていてそれが中心星の減光と関連していないかなど、なかなか興味深い対象です。


NGC  246 (惑星状星雲・くじら座)ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(100mm f4), Pentax K5IIs(ノーマル), ISO3200, 90s x 8, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/12/08, -2℃, 東御市・観測所
視野角: 13.5° x 9.5°  ↑N

くじら座の西南部、くじらのしっぽ付近にあり目標となる恒星は星雲の南にあるβ星(デネブカイトス)です。周囲に明るい星雲星団は存在せず少々寂しい領域です。

*以下過去の投稿

NGC246(惑星状星雲・くじら座)

NGC246-apsc-1510
NGC246(惑星状星雲・くじら座) 11.3mag  240″ x 210″
Sony α7s(新改造)APS-Cクリップ  ISO16000 30秒 x 8枚加算平均 BKP300 1500mm f5 MPCC-MK3    160JP   2015/10/14

くじら座の大きな惑星状星雲です。輝度が低いのかあまり写りはよくありません、印象は青くぼーとした塊といったところでしょうか。同じ惑星状星雲でもその色は青、赤もしくは両方にわかれるようですがその要因はなんでしょうか?

 

NGC246(くじら座、惑星状星雲)

NGC246-800
LX200-20, 1280mm f6.3,  Pentax K5IIs, ISO6400, 2m x 4 , 2014/09/18

くじら座のしっぽ付近にある惑星状星雲。青い、惑星状星雲もいろいろな色があるもんだ。この星雲は赤色巨星の外殻に吹き出したガスなんだろうか?

 

 

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