消失したマックニールの星雲(McNeil’s Nebula) ・M78星雲 2018/11/15

McNeil’s Nebula の変化
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 16-45, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 東御市・観測所

2004年に発見されたマックニールの星雲可視光で急 激な変光をする変光星雲です。2018年11月15日に撮影した画像で確認したところ、M78星雲の直下にある星雲は大きく減光してほとんど確認できない状態になっていました。

年度別の画像を上にまとめておきます、2017年2月に輪郭がはっきりしなくなってきたので、17-18年ごろに消えるだろうと予想。しかし昨シーズンは消失すること無く、今年急減光したようです。およそ十年ごとに消失、復光を繰り返しているように見え、たぶん、周囲の濃厚な星間塵(ダスト)が影響しているのでしょうが理由はまったくわかっていません。わずかな期間で恒星を覆い尽くすダストのメカニズムとはどのようなものなのか?興味深い対象です。

M78(NGC 2068・反射星雲), 光度:8.0 mag, 直径:8′ x 6′, 分類:R
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 45=22.5分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/11/15  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 77′ x 51′  ↑N

M78(NGC 2068・反射星雲), 光度:8.0 mag, 直径:8′ x 6′, 分類:R
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/11/15  +0℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

 

 

 

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