NGC 5813, 銀河, 光度:10.5mag, 直径:4.2′ x 3.0′, 分類:E1-2, z 0.006525
NGC 5806, 銀河, 光度:12.5mag, 直径:2.6′ x 1.2′, 分類:SAB(s)b NLAGN, z 0.004533
NGC 5811, 銀河, 光度:14.5mag, 直径:0.9′ x 0.8′, 分類:SB(s)m, z 0.005100
NGC 5814, 銀河, 光度:14.2mag, 直径:1.0′ x 0.7′, 分類:(R’)Sab, z 0.035296
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/13, +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
NGC 5813, NGC 5814 視野角:約19′ x 13’ ↑N
2015年NASAチャンドラX線望遠鏡による観測結果の論文概要がCHANDRAのPhoto Albumに掲載されています。X線で撮像された画像から3個の(内二個は既知)超大型ブラックホールからの衝撃波による空洞が見つかり、それらの詳細な観測からブラックホールの爆発期間を決定できたとのことです。X線画像と可視画像で合成された画像がありわかりやすく説明されていて一見の価値があります。
可視光ではぼんやりした光の球でしかなくアマチュアの撮影対象としては敬遠されがちな楕円銀河ですが、その多くが巨大ブラックホールを内包し、最先端の天文学には重要な研究対象なのですね。
超新星詐欺師 (Supernova Imposter)
今(2018年10月)日本では66億円をだまし取った詐欺師が話題になっていますが、銀河の中にも詐欺師がいるんですね〜。NGC 5806の中にあるSN Hunt 248という星は一旦は超新星として発見分類されましたが、後に爆発を繰り返す超新星詐欺師と判明しました。実体は爆発時には光度が8000万倍も上がる高温な青色超巨星であることがハッブルの観測などからわかったのでした。