BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 20=10分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/05/10, +1.5℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
狭い範囲に近接して銀河が存在していて光学的にはNGC 5077グループを形成しています。
NGC 5076, 5077, 5079 視野角:約19′ x 13’ ↑N
NGC 5076(銀河), 光度:13.0mag, 直径: 1.2′, 分類:SB0 , z 0.00998
NGC 5077(銀河), 光度:11.2mag, 直径:2.0′ , 分類:E3-4 LINER, z 0.00936
NGC 5079(銀河), 光度:11.4mag, 直径:1.5′ , 分類:SB(rs)bc, z 0.00748
グループの中核をなす、ペアを組むとされる3つの銀河ですが赤方偏移の値と外観はしっくりこない数値です。
NGC 5070, 5072 視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC 5070(銀河), 光度:13.6mag, 直径:0.91′ x 0.15′, 分類:S0-a, z 0.0958
NGC 5072(銀河), 光度:13.0mag, 直径:0.7′ x 0.6′, 分類:SA0?, z 0.02298
この2つはNGC5077グループとは空間的にはかなり離れた位置にある銀河のようです。
NGC 5088 視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC 5088(銀河), 光度:12.8mag, 直径:2.6′ x 0.8′, 分類:SAB(s)bc, z 0.004777
実際にはNGC 5077グループの近傍にあるのだろうとされていますが、赤方偏移の値がかなり異なるのでよくわかっていません。
<以下2019年10月20日追記>
おとめ座、からす座、うみへび座、境界付近の銀河群 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/09, -3℃, 東御市・観測所 ↑N
12等以上の銀河をマークしています。おとめ座南部、うみへび座、からす座との境界付近、おとめ座銀河団の拡張領域おとめ座II銀河団の銀河とその他(所属不明、住所不定)の銀河が混在しています。