M 51 a (NGC 5194、銀河), 光度:8.96mag, 直径:11.2′ x 6.9′, 分類:SA(s)bc pec; HII , z 0.001544
M 51 b(NGC 5195, 伴銀河), 光度:10.5mag, 直径:5.8′ x 4.6′, 分類:SB0_1 pec; LINER , z 0.001551
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/05/14, +8℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
M 51(NGC 5194) 視野角:約19′ x 13’ ↑N
M51は近接する2つの銀河でその星形成への影響など様々な研究が行われている銀河です。明るく見かけの大きさも大きい(実際の大きさは天の川銀河の35%ほどと推測されています)ためアマチュア天文家にも絶大な人気があります。
様々な研究対象となっているこの銀河ですが、その距離データは1500万光年〜3500万光年とかなり出典によってばらついています。理由は距離測定に有効なType Iaの超新星がまだ観測されていないこと、宇宙望遠鏡を使った高精度なケフェイド変光星の観測が行われていないこと、近い距離にあるがために赤方偏移の値から距離を推定するのが困難なことなどです。
天体までの距離という最も基本的と思えるものが、実はなかなか正確には決められない、天体の距離測定は天文学者の悩みの種の一つというわけです。