NGC 4567(銀河), 光度:11.3mag, 直径:3.1′ x 2.2′, 分類:Sc(dSc), z 0.00744
NGC 4568(銀河), 光度:10.8mag, 直径:4.6′ x 2.2′, 分類:Sc(dSc), z 0.00744
NGC 4564(銀河), 光度:11.1mag, 直径:3.5′ x 1.5′, 分類:E-E/S0, z 0.003779
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 12=6分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/17, -6℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
NGC 4567(上), NGC 4568(下) 視野角:約8′ x 5’ ↑N
2つのおとめ座銀河団に所属する銀河で見かけ上近接しているだけでなく、衝突、合体の初期段階にあるとされています。そのため、外観的には大きな相互作用の様子は見えていませんが、2つの銀河が重なる部分で高い星形成活動が起こっていることが観測されています。地球からの距離は約6000万光年です。
通常このような相互作用を起こしている銀河では、高い確率で超新星が発見されますがその初期段階であるためかこの銀河ではSN 2004cc 1個しか観測されていません。
気流状態が悪く撮像コマの半分以上がボツで6分露出となりましたが、明るい銀河なので拡大しなければそれなりに?見えます。
NGC 4567,4568の北にある楕円銀河です。距離は5700万光年と推定されています。楕円銀河は星を形成するためのガスの多くを使い果たしているため超新星の発生確率はあまり高くはないはずですが、1961年にSN1961Hと呼ばれるタイプ1aの超新星が発見されています。
かみのけ座、おとめ座、おとめ座銀河団中心付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(85mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/03, -3℃, 東御市・観測所 ↑N