NGC 4473(銀河), 光度:10.2mag, 直径:4.5′ x 2.5′, 分類:E/S0, z 0.00780
NGC 4458(銀河), 光度:12.9mag, 直径:1.7′ x 1.6′, 分類:E/S0, z 0.00252
NGC 4461(銀河), 光度:11.1mag, 直径:3.5′ x 1.4′, 分類:Sa, z 0.006418
NGC 4477(銀河), 光度:10.4mag, 直径:3.8′ x 3.5′, 分類:S0a, z 0.004490
NGC 4479(銀河), 光度:12.4mag, 直径:1.1′ x 0.7′, 分類:S0, z 0.00284
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 16=8分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/17, -6℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′ ↑N
画像はおとめ座とかみのけ座の境界付近で、大型なおとめ座銀河群の銀河が作る、連なる銀河マルカリアン銀河鎖を構成する銀河です。
NGC 4473 視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC4473は、楕円銀河に分類されていてHSTの画像を見てもダスト円盤等の構造はありません。銀河の内側に2つの逆回転する恒星ディスクがあるので、かつてガスリッチな銀河と合併した可能性があります。
この銀河は、おとめ座に所属し、お隣の銀河NGC 4458とペアで重力的な相互作用を受けたとされています。が、それにしては赤方偏移の値が大きく異なるのは気になります。形態分類はSaとSB0などに分類されていますが中間的な要素が多いようです。
棒レンズ銀河(SB0)に分類しているものが多く、中心部は確かにそのように見えますが、外周に棒構造を取り囲むような二重のリングが見えているので単純にSB0とするのもあれなので(s)をつけているもの、よくわからないからS0としたものなど、悩ましい銀河です。