NGC 3319(銀河), 光度:11.1mag, 直径:6.1′ x 3.4′, 分類:SBc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 24=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/01/21, -4℃, 東御市・観測所
視野角: 54′ x 36′ ↑N
NGC 3319は、距離約4,500万光年、前出NGC 3198と同様 HST Extragactic Distance Scale Key Project (1999) によって複数のセファイド変光星を観測して距離が10%ほどの誤差で決定されています。
この銀河の一見した特徴は、明るい中央部の棒構造とそれに比較すると暗い変形した腕の存在です。星形成の大部分は棒構造の周辺部で行われ、南側の腕の中にはいくつかの星形成領域(HII領域)が散見されますが北側の腕にはわずかしかありません。電波観測によると、水素ガスの存在は偏っていて偏在していることがわかり、これは他の銀河との相互作用によるものと推測されますが、NGC 3319の周囲にはそのような銀河は存在しません。
画像をよく見ると明るいHII領域を含む南側の腕は、反転して北側にストリームのように続いているように見えます。その途中には淡い星団雲か衛星銀河のような存在があり、この構造はまさに今、衛星銀河を併合している姿のようにも見えるのですが?
こじし座〜おおぐま座 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/20, -4.0℃, 東御市・観測所 ↑N