NGC 2608(Arp 12, 銀河), 光度:12.2mag, 直径:1.9′ x 1.2′, 分類:SB
NGC 2619(銀河), 光度:12.4mag, 直径:1.8′ x 1.1′, 分類:SBbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 20=10分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/17, +1℃, 東御市・観測所
視野角: 54′ x 36′ ↑N
NGC 2608(Arp 12・銀河) 視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC 2608は、距離9,300万光年、かに座にある変則的な棒渦状銀河です。Arpの特異銀河カタログではArp 12番で、「分割する腕を持つ銀河」とされました。二重に核があるように見えますが北側はおそらく恒星が重なって見えているもので、青白い腕はその中で活発に星形成が行われていることが予想されます。
相互作用している銀河とされていますが、確かに乱れた腕の形状からその作用は疑われますが、周囲に目立つ銀河はなくどの銀河と相互作用しているのかはわかりませんでした。
活発な星形成を裏付けるように、超新星が2個発見されています。特にSN 1920Aは注目に値する超新星で、1920年12月17日に11.7等まで明るくなり、母銀河より明るく輝きました。この超新星の爆発のメカニズムは、通常のものとは全く異なるメカニズムでの爆発と考えられています。
セイファート2に分類される活性銀河です。