NGC 2685 (Arp 336, 銀河), 光度:11.7mag, 直径:1,7′ x 1.5′, 分類:SB0-a
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 24=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/01/20, -4℃, 東御市・観測所
視野角: 54′ x 36′ ↑N
NGC 2685は、特異銀河カタログではArp 336の極環銀河と命名された奇妙な構造の銀河です。その構造は拡大した写真でわかるように、レンズ状銀河のディスクに対して垂直に周回する、ガス、星、塵からなる環が取り巻き、ディスクのおよそ半分を覆っているように見えます。
これは、二つの銀河による相互作用の結果であろうと推測でき、そのメカニズムの可能性はいくつか推測されているようです。1,近傍を通過した銀河から捕獲した物質が環状に銀河を取り巻いた。2,小さな銀河が大きな銀河の回転面に垂直に衝突した。などです。
垂直な環はいくつかの細い帯状構造をとっているので、中心銀河の極軌道を回るかつて存在した複数の衛星銀河が吸収された残痕とも思われます。この極環銀河構造の外側に大きく取り巻くように外環が存在しているようにも見え、これがこの奇妙な銀河が作られたメカニズムを解くキーかもしれません。
APODの画像はこちら、https://apod.nasa.gov/apod/ap140314.html
おおぐま座 頭部 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(80mm f3.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/01/21, -6.0℃, 東御市・観測所 ↑N