NGC 2438(惑星状星雲), 光度:10.8mag, 直径: 1.3′, 分類:PN
BKP300(1500mm f5), Pentax Q, ISO1600, 30s x 10, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/25, 1℃, 東御市・観測所 ↑N
とも座にある惑星状星雲、散開星団M46の中にありますが固有運動の方向が異なるため散開星団とは関連しないとされています。一般に惑星状星雲は太陽の1から8倍程度の主系列星が40億年以上の時間経過をかけて形成されます。
しかし、散開星団は重力的な結合は弱くその存在期間は1000万年程度、例外的な条件下でも1億年程度しか存在せず分散してしまいます。そのような理由からも惑星状星雲が散開星団の真のメンバーである可能性はほとんどありません。
この惑星状星雲、実は二重のハロ構造を持っていてさらに外側に非常に淡い外周部があります、また、ハッブルで発見されたカラバッシュ星雲と呼ばれる超音速ショックフロントが作り出した構造もあります。次シーズンはそれらの確認に挑戦してみたいものです。
Pentax Qでの撮影、以前starwatchmanさんに教えてもらった、連続撮影でリモコン操作の方法で撮影。ずいぶん楽ちんになりました。
とも座〜おおいぬ座 境界付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/12/17, -6.0℃, 東御市・観測所 ↑N