Sh 2-308(散光星雲), 光度:–mag, 直径:35′, 分類:E
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/12/22 -1℃, 東御市・観測所
視野角: 80′ x 50′ ↑N
Sh 2-308(散光星雲), 光度:–mag, 直径:35′, 分類:E
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/12/22 -1℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
Sh 2-308は、星雲の中心にある青い星ウォルフライエ星WR 6(EZ CMa)の強烈な恒星風によってできた泡構造の星雲で見かけ上はリング状に見えています。リングはOIIIの輝線が強くカラーでは青色に見えますが、日本からは高度が低い上に淡いのでDSRの撮影対象としては難物でしょう。Hα単色で撮像するとこの星雲のごく一部しか見ることができません。
WR6の強烈な恒星風は周囲の星間ガスをも電離発光させています。北のSh 2-303, 西のSh 2-304はこの星によって電離発光しているとされています。
OIII輝線が強いので、OIIIフィルターを使用した眼視観測ではリング状の姿がはっきり捕らえられるようです。機会があれば肉眼でも確認してみたいものです。