NGC 7635(Sh 2-162・散光星雲), 光度:– mag, 直径:40′, 分類:E
IC 1470(Sh 2-156・散光星雲), 光度:– mag, 直径:2′, 分類:E
Sh 2-157(散光星雲), 光度:– mag, 直径:90′, 分類:E
NGC 7538(Sh 2-158・散光星雲), 光度:– mag, 直径:10′, 分類:E
Sh 2-159(散光星雲), 光度:– mag, 直径:7′, 分類:E
Sh 2-161(散光星雲), 光度:– mag, 直径:55′, 分類:E
Sh 2-163(散光星雲), 光度:– mag, 直径:10′, 分類:E
M52(散開星団), 光度:6.9 mag, 直径:16′, 分類:I2r
NGC 7510(散開星団), 光度:7.9 mag, 直径:7′, 分類:II2m
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II
ISO3200, 90s x 8, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/09/21 +11℃ 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
カシオペア座とケフェウス座の境界付近であるこの空域にはNGC7635を中心にたくさんの星雲を一度に見ることができます。
NGC 7635(散光星雲), 光度:– mag, 直径:40′, 分類:E
M52(散開星団), 光度:6.9 mag, 直径:16′, 分類:I2r
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/09/21, 11℃, 東御市・観測所
視野角: 80′ x 50′ ↑N
NGC7635は、ウィリアム・ハーシェル卿によって1787年に発見されました。 この星雲の中心部は青色超巨星のO型星であるBD + 60°2522の強烈な恒星風によって形成された気泡(バブル)状の星雲です。強烈な恒星風で吹き飛ばされた恒星のガスは、その先端で周囲の星間ガスを圧縮して気泡状の外縁を作ります。
バブルが広がるにつれて、周囲の星間雲の密度の高い場所ではバブルの成長は阻害されるためバブルは非対称に拡大していきます。そのために中心星BD + 60°2522は星雲の中心になくかなり偏心した位置に見えています。(異論も様々あるようで、確定した説ではありません。)
BD + 60°2522は天の川銀河のペルセウス・アームのカシオペアOB2恒星群に所属します。すでにヘリウムの燃焼段階に入り強い恒星風で水素の外殻を失って高温の恒星内部がむき出しとなった青色巨星です。これは、ウォルフ・ライエ星とまったく同じ構造なのですが、多くのスペクトルの特異性と周囲の星雲への反映に不一致があるため正確な分類ができていません。
ケフェウス座〜カシオペア座 境界付近 ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f8), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/10/31, +6℃, 東御市・観測所 ↑N