視野角: 54′ x 36′ ↑N
M 97(NGC 3587・惑星状星雲), 光度:9.9mag, 直径:2.8′, 分類:PN
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 22, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/20, +15℃, 東御市・観測所
M 97(NGC 3587) 視野角:約20′ x 13’ ↑N *クリックで拡大
βUMa〜M108〜M97 ↑N(広角カメラ)約50%トリミング
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、フィルターなし
ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/20 +15℃ 東御市・観測所
ふくろう星雲という愛称で有名なM97は、1781年2月にメシャンによって発見されました。他の2つの星雲(NGC3953, M108)と共にメシエに報告されましたが出版されたメシエカタログに掲載されたのはこのM97だけでした。(その面白いいきさつはNGC3953のページを参照してください。)
ふくろう星雲という名称は、1848年にロッセによって初めて使用され愛称として定着しました。M97は複雑な3重の同心殻構造を持っていて、最も外側は薄い円形の外殻、内部におよそ45度で交差する2つの楕円の殻を持っているために、それらが重なり合ってふくろうの顔のように見えるとのことです。(異論もたくさんあるようですが、これがもっとも理解しやすく思えました。)
距離は約2000光年、14等の中心星は恒星進化の転換点に達して以来、凝縮を続け白色矮星を形成しています。このページの拡大画像でも真っ青な中心星と背景にいくつもの銀河を認めることができます。
おおぐま座β星付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/03/18, +2.0℃, 東御市・観測所 ↑N
<以下過去の投稿>
NGC3587(M97・おおぐま座・惑星状星雲・α7s)
NGC3587(M97 おおぐま座 惑星状星雲)
Sony α7s ISO32000 10秒 x 20枚加算平均 BKP300 1500mm f5 160JP 2015/01/18
M97ふくろう星雲、惑星状星雲の暗部をふくろうの目にみたてた愛称。実際は暗くて淡い星雲なのでよほど大きな望遠鏡で見ないと実感はできないだろう。この星雲の周りの少し周囲が滲んだような光点はすべて銀河。いくつもの小さな銀河団を同じ視野の中に見ることができる。