視野角: 54′ x 36′ ↑N
NGC 3972(銀河), 光度:12.1mag, 直径:3.7′ x 1′, 分類:SBbc
NGC 3977(銀河), 光度:13.4mag, 直径:1.5′ x 1.4′, 分類:Sab
NGC 3982(銀河), 光度:11.0mag, 直径:2.3′ x 2′, 分類:SBb
NGC 3990(銀河), 光度:12.6mag, 直径:1.4′ x 48″, 分類:E-S0
NGC 3998(銀河), 光度:10.7mag, 直径:2.7′ x 2.3′, 分類:S0
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-CクロップISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所
NGC 3977 視野角:約11′ x 7’ ↑N
非常に淡いリング状の腕が外周を取り巻く渦状銀河です。
NGC 3982 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC3982は、M109グループに属すタイプ2のセイファート銀河です。銀河の色からも想像できるように、明るい腕の中では盛んに星形成が行われ多数の若い(青い)星からなる星団を作っています。中心部には超大型ブラックホールが存在し周囲の星形成領域からガスが落ち込んでおり、ハッブル宇宙望遠鏡の写真では銀河核とその周囲との間にガスの渦構造を見ることができます。
1998年超新星SN1998aqが発見されています。この星雲を含む超新星候補恒星を多数内包するであろう銀河を宇宙望遠鏡で観測し、爆発する前の超新星の姿を同定する研究が行われています。
NGC 3990, 3998 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3998はレンズ状銀河のように見えます。形態分類はS0とされてきましたが、様々な角度から観測研究をされており、セイファート銀河とするもの、初期の渦状銀河とするもの、電波による中心部のブラックホールとジェットの観測、など、など様々な議論を呼んでいる銀河です。
おおぐま座γ星付近 ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(70mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/03/20, +0.0℃, 東御市・観測所 ↑N