Sh 2-115(散光星雲・はくちょう座)

sh2-115-1608fullSh 2-115(散光星雲・はくちょう座)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s (新改造), ISO12800, 30s x 16=8m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2016/8/31, –h –m, –℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 77 ′ x 51 ′ ↑ N

Sh 2-115, 116(散光星雲・惑星状星雲・はくちょう座)
TS FSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70 (改造), HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24m, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/13, 20h 46m, +4.0℃, 東御市 / 観測所, 視野角: 4.2° x 2.8°(広角カメラ), ↑N

Sh 2-115 明るさ:–mag, 大きさ: 50′, 分類: HII, RA 20h 34m 33.0s DEC +46d 52m 40s (J2000.0)

LS III +46 12は、バークレー90という散開星団の一部です。BD+46 2972 は、はるかに遠く (3400 PC) にあるため、この星雲をイオン化する可能性は低いと考えられます。バークレー90」を取り巻く雲 (その一部は Sh 2-115 として見えています) は、4400 個の太陽質量のガスと塵を含み、長さは約 30 PC です。星団と星雲は2300pcの距離にあります。( Harten, R. & Felli, M. (1980))

Sh 2-115は、Be 90(バークレー90)という天文学的に重要な生まれたての散開星団を内包するHII領域です。Be 90は、天の川銀河の中で最も重い恒星系の一つLS III+46.11を含むコンパクトな(半径2分角ほど)星団で、星雲の30分角ほどの空洞のごく一部を占めています。星団までの距離は3.5±0.5Kpcと測定されました。(MARCO A., NEGUERUELA I. The little-studied cluster Berkeley 90 – III. Cluster parameters. 2017 MNRAS)

最新の研究では、星雲と星団までの距離は、3,500pc前後となっているようですから、Sh 2-115星雲の電離星は、BD+46 2972を含む複数あるのかも知れません。

はくちょう座北部  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/08/18, +20.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

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