NGC5272(M3・球状星団)6.30mag 18.6’ VI
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, Sony α7s(新改造)フルサイズx0.8
ISO12800, 30s x 10, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2016/05/12 東御市・観測所
直径約160光年、50万個の恒星を含み地球から10万光年(別資料では3.4万光年、4.8万光年、3.9万光年などあり)の距離にあります。M3にはたくさんの変光星が存在しており、B. Madore ( in Hanes / Madore , Globular Clusters , 1978 )によれば212個の変光星が発見され、内186個の変光周期が確定されました。この数は銀河系内の球状星団では最も多い数です。少なくとも170個のRR Lyr型変光星が発見されていてChristine Clement (2009)のリストによれば253個となっています。RR Lyr型変光星は距離(銀河系内の比較的近い距離)を測定する際の標準光源として利用されます。よく研究されている天体だと思うのですが距離データがまちまちなのはなぜでしょう?小口径でも最近の撮影機材なら星団中の変光星を測光するのも難しくはないでしょう、自分で確かめてみるのも面白いかもしれません。
<以下過去の投稿>
NGC5272(M3・りょうけん座・球状星団)(α7s・ 新改造)
NGC5272(M3・りょうけん座・球状星団) 6.3mag 18.6’ 31000光年
Sony α7s(新改造)APS-C クリップ ISO6400 15秒 x 8枚加算平均 BKP300 1500mm f5 MPCC-MK3 160JP 2015/04/19
撮り比べてみると、M3とM5はよく似ています。