NGC5055(銀河)8.6mag 12.6′ x 7.5’ Sbc
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, Sony α7s(新改造)APSCクロップ
ISO12800, 30s x 12, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2016/04/09 東御市・観測所
NGC5055(M63)はりょうけん座の銀河です。M51グループに属する銀河とされています。この銀河のハロは、非常に大きな弧を描いた渦巻き構造に取り巻かれていることが最近の研究(T.S. Chonis 他 The Astronomical Journal 2011)でわかりました。弧状の構造は見かけの大きさで約14分(実直径で29kpc)の非常に淡いものですが、50億年以内のいつかに小型の衛星銀河を吸収した名残とわかりました。この構造は1970年代にすでに発見されていたのですが銀河系内の分子雲との区別がつかず詳しく研究されていませんでした。論文によれば広い視野が必要なため、カラー画像は口径0.5mの望遠鏡とSBIG STL-11000で撮影したようですから、もしかすると我々の小さな機材でも確認できるかもしれません。