NGC4725(銀河)9.4mag 10.4′ x 7.2’ SBab Ring
NGC4712(銀河)12.8mag 2.3′ x 54″ Sbc
NGC4747(銀河)12.4mag 3.3′ x 1.3’ SBcd
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, Sony α7s(新改造)フルサイズx80%
ISO12800, 30s x 10, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2016/04/08 東御市・観測所
NGC4725は前出のNGC4618と同じ腕が1本しかない銀河です。4725の本体を一周するきつく巻かれた腕は、本体の棒構造と接するところで盛んに星形成を行っていて、若い青い星の星団雲や赤いHII領域などを確認することができます。腕の先端は画面右方向に伸び伴星雲のNGC4712と繋がっているかのように見えます。棒構造を取り囲むような明瞭なリング構造が見えるので分類にはRingが付加され、中心部には巨大ブラックホールの存在が示唆されています。
伴星雲NGC4747の歪んだ形と3つの彗星の尾のような構造は、NGC4725の重力干渉によるものと推測されますがどのようなメカニズムが働いたのかは不明です。
*追記 NGC 4712は距離2億4000万光年(赤方偏移の値から)とされ、NGC4725とは関連しないとされています。が、素直にその値は信じがたい要素がいろいろあります。この項続く