IC2177(ワシ星雲・散光星雲・いっかくじゅう座)

IC2177-1601-K15C10IC2177(散光星雲)20′
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3, HEUIB-II,  Sony α7s(新改造)フルサイズ
ISO12800, 30s x 16, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII,  2016/01/08 東御市・観測所

いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界付近にある散光星雲、明るいHII領域なので肉眼で見るのは困難ですがフィルム時代から写真には良く写り人気のある対象です。1500ミリでは羽にあたる部分がはみ出てしまっています。次のシーズンはもう少し短い焦点距離で撮影してみたい。

<2017年5月09日 以下追記>

IC 2177(Sh 2-292, 293, 295, 296,297, NGC 2327, 2335, 2343, いっかくじゅう座)

Sh 2-292(反射星雲+散光星雲), 光度:— mag, 直径:21′, 分類:E
Sh 2-293(散光星雲), 光度:— mag, 直径:11′, 分類:E
Sh 2-295(散光星雲), 光度:— mag, 直径:8′, 分類:E
Sh 2-296(IC 2177, 散光星雲), 光度:— mag, 直径:200′, 分類:E
Sh 2-297(散光星雲), 光度:— mag, 直径:7′, 分類:E
NGC 2327(散光星雲), 光度:—mag, 直径:20′, 分類:E
NGC 2335(散開星団), 光度:7.2mag, 直径:7′, 分類:III3m
NGC 2343(散開星団), 光度:6.7mag, 直径:6′, 分類:III3p
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所, 視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

Sh 2-296(IC 2177, 散光星雲), 光度:— mag, 直径:200′, 分類:E
Sh 2-292(反射星雲+散光星雲), 光度:— mag, 直径:21′, 分類:E

BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3,  HEUIB-II, Sony α7s(新改造)フルサイズ, ISO12800, 30s x 16, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所, 視野角:77′ x 51’↑N

IC 2177( ワシ星雲、カモメ星雲)は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界にあります。カモメ星雲はおおいぬ座OB1群に含まれる恒星によって電離された3つのHII領域で構成されています。

図抜けて大きいものがSh 2-296(IC 2177)でカモメの翼を作っています。Sh 2-296の淡いHα光はおおいぬ座OB1群を取り囲むような殻を作り、その中にO6.5 V型星HD 54662を含む4個のイオン化星があります。

Sh 2-292は反射星雲とHII領域の両方がありカモメの頭部を構成しています。この領域は主にB0e III 型の巨星で若く太陽の20倍の質量があるHD 53367と変わった(超楕円)軌道上にある太陽の5倍の質量のBe型伴星によって電離されています。

Sh 2-297は、カモメの右翼の先端にある小さなコブのような星雲です。星雲は赤外線星団 [ BDS2003 ] 96を内包しています。Sh 2-293 と Sh 2-295も、おおいぬ座OB1群に含まれるかその近くの星によってイオン化された星雲です。(参照:http://galaxymap.org)

おおいぬ座〜いっかくじゅう座〜とも座  ファインディングチャート
Pentax PDA50-135mmf2.8(60mm f4.5), ASNフィルター、Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/11/15, +2.0℃, 東御市・観測所 ↑N

 

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