Sony α7sのカメラマウントによるケラレとフラット補正

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T-マウント(42mm)で接続時のフラット画像

通常のTマウントでα7sを望遠鏡に接続してフルサイズで撮影するとカメラマウントによるケラレが盛大に出ます。その様子が上の写真、APS-Cサイズで撮影すれば問題ありませんがせっかくのフルサイズがもったいない気がします。

flat-7s-wide
T-マウント(48mm) + MPCC-MKIII のフラット画像

そこで、コマコレクターMPCC-MKIIIに専用のプロテクティブTリング48mm(EOS用)を取付てカメラ側はEOS-αEマウント変換アダプターで接続しました。フラット画像を見るとごく四隅にケラレが残りますが大幅に少なくなりました。残るケラレはフルサイズギリギリのSonyのαマウントによるものだと思います。しかし、ミラーレスなのでやっかいなミラーボックスのケラレはありません。
マウントやミラーボックスによるケラレは光路を遮断するだけでなくそこで回折を起こし星像を大きく悪化させてしまいます。カメラメーカーの交換レンズはそれを考慮して設計されていますが長焦点の望遠鏡では影響が大きく出てしまいます。一眼レフで内径の小さいマウント( Nikonマウントなど)をフルサイズにすると顕著にこの影響がでてしまいます。(四隅の星像が回折のために悪化します)その点では内径の大きなEOSマウントは有利なのですがこちらはミラーボックスの部分でケラレと回折を起こしてしまいます。いずれにしても一長一短あるので、なるべく影響を受けないように工夫しながらつきあうしかなさそうです。

フラット補正の方法
撮像画像に完璧に合わせてフラット画像を撮るのは至難の業(私には・・)なので以下のようにしています。
*フラット画像の撮影
薄明時に望遠鏡の先端に白いアクリル板を載せて撮影します。ISO感度はなるべく低く設定し、長秒時ノイズリダクションもONで20コマほど連続で撮ります。ホワイトバランスはオートもしくはアクリル板でマニュアルで合わせます。
*フラット画像の作成
撮影した画像を現像します。この時カラーバランスを微調整してRGBの山が重なるようにします。ノイズリダクションは強めにかけて均一な画像になるようにします。
現像した画像をコンポジットして、fitsファイルで保存してできあがりです。
*フラット補正
補正したい画像は、ダークを引いて現像、コンポジットまで処理をしておきます。コンポジット終了した状態で、フラット補正を先に作成したフラット画像で行います。(必要に応じて補正したい画像と同じくらいのレベルになるようにレベル調整しておきます)

フラット画像を高感度で撮ると、補正された画像が荒れます。フラット画像が荒れているときはガウスぼかしなどをかけてノイズなどを消します。過剰補正の時はステライメージの周辺減光補正で逆補正します。

ゴミは消せませんが、現像前に処理するよりかなり簡単で効果もありました。

 

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